ぷちこの暮らし研究

料理好きの主婦が、無理なく背伸びせずに自分にてとっての心地のいい暮らしを見つけるためのブログです。

身近な食材で風邪を改善!

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こんにちは!

ぷちこです。

今日は久しぶりに晴れましたね♪
我が家はここぞとばかりに布団を干し、大洗濯もしました(笑)
台風が近づいているので、明日からはまた天気が安定しないようですね。
今の予想進路では日本列島を縦断するようなので、西日本豪雨大阪府北部地震北海道胆振東部地震など被害のあった地域にこれ以上の被害が及ばないことを祈るばかりです。


先日薬膳の本を読んだのですが、この本がおもしろくて!
おばあちゃんの知恵袋を覗いているみたいであっという間に読んでしまいました!
薬膳のイメージもガラリと変わって、とても親しみを感じるようになりました。

今日はその本の中から、この季節に増える風邪や症状についてまとめてみようと思います。




目次

1、薬膳についての簡単な解説

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 薬膳と聞くとどんなことを想像しますか?
私は『薬膳=漢方を使った食事』だと思っていました。
でも実際は『普段食べている食材を、適した食べ方をすることで、効果を得る』というもの。
例えたら、風邪を引いた時にビタミンCを摂ろうかな?とみかんを食べたりしますよね。
大まかに言えばそれも薬膳になるんです。
すこしだけ難しいというイメージがなくなったでしょうか。
それでは次に進みましょう!




2、風邪の原因

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 風邪の原因は約9割がウイルスによるもの。
薬膳では風と共にもたらされる邪気、『風邪(ふうじゃ)』によって起こる病気と捉えているのだそう。
風邪は寒気と一緒に首や肩から入り込むとされ、過労や睡眠不足、ストレスなどで免疫力が低下している時に急激に冷えたりすると侵されやすくなるそうです。
確かに寒くなってくると首や肩に寒を感じますよね。
子どもの頃によく祖母から『首と肩は冷やすな』と言われました。
さすが!先人の知恵はすごいですね。


風邪やインフルエンザのウイルスは気温が低く、乾燥した環境で活発になります。
また秋から冬にかけては鼻やのどの粘膜も乾燥するので、ウイルスが入り込みやすくなるそうです。
手洗いうがいなど、予防も忘れないようにしましょう!




3、辛味食材で風邪を撃退!

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 鼻水や咳、悪寒がする・・・。風邪を引いたかな?という時には体を温め、発汗を促す辛味食材を食事に取り入れて寒気や熱を発散させることで症状の改善が出来るそうです。


代表的な辛味食材はねぎ、しょうが、にんにく、しそなどの薬味や香辛料です。
スープやお粥に加えれば、簡単に取り入れられそうですね!
鶏ガラベースの中華風粥にしょうがやねぎを入れるとおいしいです!
普通のお粥に飽きた時にもオススメです♪
また、風邪の引き初めには紅茶にすり下ろしたしょうがを入れて飲むのがオススメです。すぐにポカポカしてきますよ♪
辛味が苦手な方は、はちみつを入れると飲みやすくなるので試してみてください♪


薬膳での『辛味』は単に辛い食べ物ではなく、体を温め、滞った物を発散させてくれる食材のことを指すそうです。
くしゃみや鼻水の改善には体内の水分代謝をあげてくれる黒豆やはと麦、わかめなどが◎
その他にも山芋や卵など消化が良く滋養が豊かなもの、発熱で失われるビタミンCをみかんやレモンで補給するのも効果的だそうです。
薬膳になるものは、普段食べているものやすぐに手に入る食材ばかりなので身近に思えてきますね。




4、咳と痰は『乾燥』と『過剰な水分』が原因

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 秋になるとのどがイガイガしたり咳が出ることがありませんか?
これは空気が乾燥し、鼻やのど、気管支、肺などの呼吸器の粘膜が乾いて炎症を起こすことで出る症状だそうです。
また体内に余分な水分が滞る『水滞』もこの原因のひとつ。
水滞を解消しようとくしゃみ、鼻水、咳、いびきなどの症状が出るそう。


え、いびきまで!?(笑)
でも風邪を引いたときって普段はかかないような大きないびきをかいたりするかも(^^;)


秋は夏に比べて代謝も落ちてきますし、汗の量も減るので体内の水分が滞りやすいのかもしれませんね。




5、乾燥を潤す秋の旬食材

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 乾燥による咳や痰は肺や呼吸器を潤す秋の食材を取り入れることで改善を!
大根、かぶ、れんこん、ぎんなん、柿、梨、栗が効果のある食材だそうですよ。
大根やかぶ、れんこんはすりおろした汁にはちみつを加えれば、咳止めの特効薬になるそう。


これもおばあちゃんに散々飲まされました!(笑)
大根のしぼり汁って、絞ってすぐは辛いんですよね( ;∀;)
今となっては気になりませんが、子どもの頃は嫌で嫌で仕方なかったです(笑)


また水滞の解消には水分代謝を促す小豆、黒豆、はと麦、海藻類、瓜類の食材が改善に適しているそうです。
昔から旬の物を食べるといい、と言いますが、その季節のトラブルを解消してくれる力も持っているんですね。
現代では旬に関係なく通年野菜が手に入るので、旬に対する意識が薄らいでいる気がします。
おばあちゃん世代の『薬いらず』の理由が分かった気がしました。




6、おわりに

 今日は読んだ本を参考に、薬膳の視点からの風邪や秋に多い症状についてまとめてみました。
難しいイメージの薬膳も、意外と親しみのあるものでしたね。
秋はおいしい旬の食材がたくさんあるので、自分に必要なものを見極めて、普段の食事に上手に取り入れたいですね。


ここまで読んでくださりありがとうございました。